新しいサイトを制作すると「やっとできた!」ってホットする人と、これからがホントのスタートだと思う人とでは、3ヶ月後、半年後、1年後にものすごい差がつきます。
新しいサイトができたら必須なのが、サイトの解析です。
サイト解析なくして、次のサイト戦略はありません。
あなたのサイトにどこからアクセスがあるのかが分かると、次にどうすれば良いかが見えてくるので、ここを重点的に見ていきましょう。
Googleが無償で提供している、Google Analyticsという非常に多機能な解析ツールの使い方で、ここだけは見て欲しいという項目をご紹介します。
Google Analytics(アナリティクス)で解析する前に
サイトを作る前に、本当は決めておかなければならないことがあります。
それはサイトの目的です。
何のためにサイトを作るのかをしっかりと決めておかないと、サイトは作ったけど、訪問者から見るとよくわからないサイトになってしまったという経験もあります。
実際に、WEBマーケティング相談室Plusに、どのようなサイトを作ればよいのかをご相談に来られる方もいらっしゃいます。
サイトの目的はさまざまです。
自分の商品・サービスを販売して、サイトで売上を上げたいという人が大半です。
商品・サービスが決まっている方に、
「その商品・サービスはだれに買ってほしいものですか?」
「だれが、その商品・サービスのターゲットですか?」
と聞くと意外な回答が返ってきます。
「いろんな人に買ってほしい、売りたい」
「ターゲットは決めてなくて、欲しい人みんなです。」
と云う回答も多いです。
しかし、ここで、マーケティングの一番の基本「だれに」「なにを」「どうやって」というところに落とし込んでみると、売り先・買い手を決めなくては、サイトの内容がブレブレになることが、目に見えています。
サイトを作る目的を明確する部分は、少し時間をかけてっでも、きっちりとした目的にしましょう。
サイトの目的が決まると、Google Analytics(アナリティクス)で見る項目も違ってきます。
また、アナリティクスの見かたにより、サイトに施す次のアクションも変わってきます。
今回は、アナリティクスにログインすると最初に表示される画面と、アクセスはどのチャネルから来ているのか、流入元・参照先を解析していきます。
Google Analyticsでわかるアクセスの中身
サイトの分析では
- 1日にどのくらいのアクセスが来ているのか
- 1日のアクセスは、どこから来ているのか
- 1セッションあたり何ページを読んでくれているのか
- サイトの滞在時間は何分くらいなのか
- アクセスはコンピュータからかスマホからか
- 地域別にはどこからアクセスが来ているのか
などなど、仔細に分析をすることで、サイトに施す次のアクションも見えてきます。
アナリティクスの最初のページでなにがわかる?
それでは早速、Google Analytics(アナリティクス)を見てみましょう。
アナリティクスにログインすると最初に表示されるページは、
「ユーザー サマリー」
のページです。今ご覧になっている、このサイトのアナリティクスを使って表示してみました。
早速このページでなにがわかるのか、ご紹介します。
解析期間
右の上の方に表示されている日付(2015/1/18 – 2015/11/17)が解析をしている期間です。デフォルトでは直近の1ヶ月間が表示されています。
日毎のセッション数
真ん中に描いてあるグラフに注目。このグラフは1日毎のセッション数を表す折れ線グラフで表示しています。
このグラフでは10月末辺りに大きな山があります。これは、ハロウィーン仮装イベント・渋谷・六本木 なぜ日本で盛り上るのかという記事を投稿に、3日間で1500を越えるアクセスがあったので、このような山ができています。
その部分を除けば、微増という感じでアクセスが推移しているのがわかります。
なにせ、記事を書いていないので、アクセスが伸びる要素がありません^^;
訪問者のロイヤリティを示す円グラフ
この円グラフは、サイトに来ていただいたお客様は、初めての方が何割で、何度も来ていただいているお客様は何割かがわかるグラフです。
このサイトの場合、1ヶ月間のアクセスの内、83.5%の方が初めて来ていただいたお客様。そして、残りの16.5%が、リピータの方ということがわかります。
ビジネスを前提にしたサイトの場合は、新規顧客の獲得のために初めての訪問者の割合を増やす工夫が必要です。
コミュニティービジネスの場合には、高いロイヤリティのお客様になっていただきたいので、リピータと新規の割合を上手く組み合わせることが大切になります。
セッション数
この数字、8,381はセッション数です。
セッション数とは、Googleの解説では次のように書かれています。
期間内の合計セッション数です。 セッションとはユーザーがウェブサイトやアプリなどに積極的に関わっている期間を指します。すべての使用状況データ(スクリーン ビュー、イベント、e コマースなど)はセッションと関係します。
簡単に云うと、訪問者がアクセスしてきて、サイトを去るまでをセッションと言い、期間内(この場合は1ヶ月間)のセッション数の合計です。
最近Googleはこのセッションをよく使います。ページビューという指標からだんだんとセッションに重きを移しているように感じます。
ユーザー数
これは文字通り、アクセスしてきたお客様の数です。
ここで気をつけたいのは、このユーザー数は何度もアクセスしてきた人も1回と数えています。
Googleの解説では、
選択した期間内に 1 回以上セッションが発生したユーザー数。新規とリピーターの両方を含みます。
となっています。
ページビュー数
これは期間内(この場合は1ヶ月間)に閲覧されたページ数です。
Googleの解説では、
閲覧されたページの合計数です。同じページが繰り返し表示された場合も集計されます。
まさしくページビュー数ですね。
この場合、約10,000ページビューですから1日に300ページ、1時間に12.5ページ、2分に1ページくらい読まれているということ読み取れます。
ページ・セッション
このページ/セッションとは、1セッションで閲覧されたページ数を云います。
つまりお客様がアクセスしてきて、サイトから出て行くまでに何ページ閲覧されたかがわかります。
Googleの解説では次のとおりです。
セッション中に表示された平均ページ数です。同じページが繰り返し表示された場合も集計されます。
この場合は、1.23ですから1人のお客様が平均して1ページとチョット読んでくれたということです。
平均セッション時間
平均セッション時間とは、期間内(この場合は1ヶ月間)にサイトに訪れたお客様が、どのくらいサイト内に滞在されていたかを示す指標です。
Googleの解説もそっけなく
セッションの平均時間です。
まぁ、読んで字のごとくそのままです^^
この滞在時間をよく観察すると、自分のサイトがどのくらい興味を持って読まれているのかが、わかるようになります。
直帰率
直帰率とは、アクセスしてきたお客様がアクセスしたページだけを閲覧してサイトから離脱した方の割合です。
1ページだけ読んでサイトから立ち去った訪問者の割合という方が解りやすいかもしれません。
Googleは、次のように定義しています。
直帰率とは、1 ページだけを閲覧した訪問数(ランディング ページでサイトを離脱したユーザーの訪問)の割合です。
この直帰率は、できるだけ下げたいところです。 できれば70%以下にしたいですね。
そのための施策は、如何にして訪問されたお客様に、自分のサイトの中を回遊してもらえるかを考えるとわかりやくすなります
新規セッション数
サイトに初めて来られた訪問者の割合と云えばよいでしょうか。
初めてこのサイトに期間内にアクセスされた方の割合です。
新規訪問の割合(推定値)です。
とGoogleにも書かれております。
Google Analytics(アナリティクス)にログインした時のデフォルト画面で表示されている指標の全てを手短に解説してみました。
いかがでしたでしょうか?
このデフォルトのホームだけでもたくさんの指標がありますので、あなたのサイトを解析する上でさまざまな事がわかります。
もし、ここまででよくわからない所があれば、ご遠慮無くWEBマーケティング相談室Plusへお問合せください。
チャネル別トラフィック(アクセス数の割合)
ある程度、サイトについてのアクセス解析が出来たところで、次に見るところは、チャネル別アクセス数です。
チャネル別トラフィックを見るには、次のところに行ってください。
チャネル別トラフィックの表示は、このサイトの場合下記です。
この表示で注目するところは、下の方にある表です。
この表でなにがわかるかというと、サイトにアクセスしてきたお客様がどんなルートで来たのかがわかります。
Orgenic Search
Organic Searchという項目が、いわゆる検索エンジンからアクセスされたお客様です。
実数(6,980)よりも割合(83.28%)を見ましょう。
サイトへの合計アクセス数の83.28%は、検索エンジンからのアクセスということがわかりますね。
更に詳しく解析するには、「Organic Search」をクリックしてください。そして参照元を見てみると、次の表になっていました。
この表から、Googleからのアクセスが4731アクセス、67.78%、またYahoo!からは、2,086アクセス、29.89%でした。
つまり、GoogleとYahoo!で、トータルアクセス数の97.67%を占めていることがわかります。
なので、GoogleとYahoo!、Yahoo!はGoogleの検索エンジンを使っていますので、実質Googleだけを指標として施策をしていけば良いことが明確にわかります。
新規のお客様を重点的に得たい場合は、検索エンジンからのアクセスを増やす工夫が必要です。
それには、検索エンジンに優しいサイト作りを心がけると良いですね。
このサイトの中でも検索エンジンで上位表示させるための良い文章の書き方や、アクセスアップには、キーワードが大切です!などでご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
Directとは
参照元がないアクセスとなっていますが、それにしてはいくつか納得のいかないところがあります。URLを直接打つ、ブックマークからなどGoogleのヘルプを見ると解説してありますけど、いろいろと調べてみるとそうでもないようです。
メルマガからや、Feedlyなどからのアクセスもダイレクトに数えられているようです。
Social
Socialは、もうお分かりの通り、SNSからのアクセス数です。
更に詳しく調べてみましょう。Socialをクリックします。
まぁ、FacebookとTwitterからのアクセスがほぼすべてですね。
その他、アメーバブログやはてなブックマークもSNSに入っていますし、TumblrやYoutubeなどからのアクセスもカウントされます。
Referral
最後にRefferralです。
ここは、検索エンジンやSNS以外のWEBサイトからの参照でアクセスです。
最近は、この項目入るのはスパムが多く、あまりあてになりません。
ただ、ブログランキング(例えばブログ村など)はこの項目に入るので、注意が必要です。
チャネル別アクセス数のまとめ
ここまでで、アクセスの流入元がどこからなのかがわかってきました。
もう一度チャネル別アクセス数を掲載します。
このように
- Organic Search:検索エンジン
- Direct:参照元がないアクセス
- Social:FacebookやTwitterなどのSNS
- Referral:検索エンジンやSNS以外のWEBサイトからの参照でアクセス
を調べることにより、あなたのサイトにどこからアクセスが来ているのかがわかるようになります。
アクセスを安定してアクセス数を伸ばすには、やはり検索エンジンからのアクセスを増やすのがよいですね。
検索エンジンからのアクセスを増やスにはどうすればよいかを知りたい方は、WEBマーケティング相談室Plusへご相談ください。初回のご相談は無料です。
まとめ
アナリティクスでわかる4つのチャネルのアクセス解析についてご紹介しました。
まずは、アナリティクスにログインした最初の画面でなにがわかるのかということ。
次に、あなたのサイトにどこから来ているのかを調べる、チャネル別アクセス解析を今回はご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
Googleアナリティクスを使って、あなたのサイトを解析することにより、サイトの改善に少しでも役立ててください。
ご不明な点や、さらに詳しい内容についてのお問合せ・ご相談は、こちらのお問い合わせ、もしくはWEBマーケティング相談室Plusへお気軽にどうぞ。
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