ブログを書く前にどんなことを考えて書いていますか?
検索エンジンからのアクセスアップを狙うブログの記事の書き方には、2つの方法があります。
ブログ記事の書き方
ブログを書くときにまず考えるべきことは、「だれに向かって」書くのかです。
20代の社会人になったばかりの女性に向かって、ビジネスの真髄の話をしてもどうかな~ですよね。でも、40~50歳代の男性ならビジネスの話は刺さりますね。
なので、ブログを書くときに一番最初に考えることは「だれに」むかって書くのかを決めてください。
ひとりに人を思い浮かべて、書き綴るのも良いです。
ペルソナマーケティングなんて呼ばれることもあります。
元山祐子さんが、グットタイミングで書かれたブログの発信力を高めるために|たったひとりの人に向けて書く、というやり方。という記事も参照してみてください。
ブログを書くときの書き方には、次の2つの方法があります。
ひとつは、ブロガーといわれる方々が書かれているブログの書き方。
もう一つは、これからボクが説明しようとしているコンテンツマーケティングの手法です。
このコンテンツマーケティングの記事の書き方は、いま言われているオウンドメディアを作ることもできます。
それでは、それぞれのアクセスアップにつながるブログ記事の書き方をご紹介しましょう。
ブロガー的ブログ記事の書き方
一口にブロガーといっても、様々な方がいらっしゃいます。
よく引き合いに出されるのが、「まだ、東京で消耗しているのですか?」「まだ仮想通貨持ってないの?」など一部では炎上マーケティングとさえ言われている、イケダハヤトさんのようなブログの書き方。
ブロガーかさこの好きを仕事にするセルフブランディング術で知られるかさこたかさん。
かさこさんは、15年間17年間に渡ってほば毎日ブログを更新されています。
ブロガー的ブログの書き方を簡単に見てみましょう。
- 時事問題など旬な話題を引用して記事にする
- 自分の主張そのまま記事にする
- 自分の仕事についての記事を書く
などが記事の内容の中心かなと考えられます。
イケダハヤトさん、かさこたかさんなどは、記事数も非常に多く1日に数回記事を更新されている場合も見受けられます。
このブロガー的ブログの書き方は誰にでもできて、すぐに始められます。
しかし、毎日欠かさず記事を書いて更新を繰り返すということを前提にしているので、記事を読むお客様の視点で書かれているかというと、そうではない場合も散見されます。
ブログの更新が止まってしまう理由
ブログを書いた経験がある方であれば、一度は経験されたかと思います。
毎日、どんな話題で記事を書いていけば良いかと悩んだりしませんか?
ブログをスタートして、最初は毎日記事を更新していきます。
しかし、1か月・2か月と時間がたつにつれ更新頻度が下がってきて、しまいには放置状態になってしまう。
こういう経験されていませんか?
ボクも同じ経験を幾度となくしています。
なぜ、こうなってしまうのかというと、
- 記事を書くということが習慣化されない
- 何を書けばよいかわからない
- 本業に振り回わされて、書く時間がない
- 記事を書くモチベーションが上がらない
こんな言い訳をよく聞きます。
簡単にいうと、記事を書いたとしてもだれがどのように読んでくれて、記事への反応がないので、だんだん書かなくなってしまうというのが多いのではないですか。
「なぜ、こんなに時間をかけてしっかり書いた記事なのに反応がないのだろう?」
という思いで、次の記事が書けないでいること多くありませんか?
どうして反応がないかというと、書いた記事のほとんどが
「お客様(読者)視点で書かれた記事でなく、自分が書きたいことを書いた記事だからです」
自分が書きたいことを書いてアクセスを呼び、記事に反応がでるまでに至るには、ブロガーと呼ばれている人のブログのように、毎日更新をしてSNSなどを使って人目にさらして読んでももらう努力が必要です。
記事は出来上がったときがスタートラインです。
書いた記事をいかにたくさんの人たちに広めるか。
そして、書いた記事を育成させることをしないと、なかなか読んでもらえる記事にはなりません。
自分の書きたい記事を書いた場合には、もう一つ知っておかなくてはならないことがあります。
それは、検索エンジンからのアクセスは難しいということです。
検索エンジンからのアクセスが来ない理由は、検索されるキーワードで文章が出来上がっていない場合が多いからです。
もちろん、数多くの記事を書いていると、そのなかでいくつかはキーワードでヒットして、検索エンジンからのアクセスが来る場合もあります。
しかし、それはキーワードを意識して書いた記事ではないので、たくさんの記事を書いていく必要があります。
あなたがブログの記事を書いているディスプレイの向こう側には、お客様(読者)がいらっしゃいます。
お客様が、どんな理由(意図)で検索エンジンを使って検索しているのかを無視して、自分の書きたいことを書いているので、検索エンジンからのアクセスは来ないのが当然ですよね。
読まれるブログの記事を書くための方法
それでは、これからブロガー的なブログの記事の書き方でないにも関わらず、アクセスアップができ読まれるブログの記事の書き方を検討していきましょう。
まず、あなたがブログの記事を書いているディスプレイの向こう側には、お客様(読者)がいらっしゃいます。
ということを意識してみましょう。
あなたがこれから書こうとしている記事は、その記事を読んでくれるお客様(読者)にとってどんな内容でしょう?
これから書く記事は、お客様にとって役に立つ情報ですか?
日常的な記事、よくある「今日は表参道でいつも行く焼肉屋に行って、たらふく焼肉を食べましたぁ~、美味しかったで~す!」
という記事を考えてみてください。
お客様から見ると
「へぇ~、あいつまたそんな高級なところに行って、いいなぁ~!」
「また、あいつ自分の自慢をしているよ!」
「ふ~ん、そんでそれがどうしたの?」
てな感じの印象ではないですか。
このような記事を書いているとお客様は、次にあなたが渾身の力を振り絞って書いた記事があっても、また読もうと思うでしょうか?
読んでもらえませんよね。
では、こんな記事だったらどうでしょう
「うぁ~、この記事役に立つぅ~。この通りにしたらダイエット出来ちゃった!」
「おぉ~、これこれ、この情報がほしかったんです!」
「次はどんな記事を書いてくれるのだろう?」
という印象をお客様が持たれたら、どうでしょう。
あなたのブログに、また来て読もうという気になりませんか?
こういったブログの記事の書き方は、ブロガーと呼ばれる方々の記事の書き方とは違います。
お客様の悩みや疑問を解決する記事ですね。
お客様の悩みや疑問を解決する記事を継続的にアップしていくことで、あなたのブログは見違えるように検索エンジンからのアクセスを見込めるようになります。
ブログを書く前にすること
まず最初にすることは、
自分が書こうとしている記事が、お客様(読書)に役に立つ記事かどうかを検討することです。
コンテンツマーケティングや、いま流行りのオウンドメディアの構築は、いかにお客様に役に立ちそして深く探求された記事を書くかでほぼ決まります。
記事全体として
「アクセスしてきたお客様に、いかに役に立つ情報を発信するか」
「その道のプロが書いたと思わせる、深く書かれているか?」
ということを実践することが、検索エンジンからアクセスを呼びこむ近道です。
Googleは、高品質なページを「E-A-T」と言う言葉で表しています・
E-A-Tとは次の3つの要素の頭文字をとったものです。
 
Authoritativeness
Trustworthiness
日本語に直訳すると「専門性・権威性・信頼性」となります。
Expertiseは「専門知識」と訳されることが多いのですけど、ここでは「専門性」にしました。
Googleのガイドラインを見ると、サイトまたはページの品質を判断するときに「E-A-T」を用いるよう指示しています。
なので、あなたの書いた記事が、この「E-A-T」に即した記事になっているかを確かめてみてください。
アクセスを呼ぶに必要なことは、記事の内容と同時に記事のタイトルも非常に重要です。
このことは、Googleが出している小冊子、「Google検索エンジン最適化スターターガイド」の中でも述べられています。
記事を書く時に必要なことは
「適切なページタイトルを付けよう」
です。
お客様は記事のタイトルで、その記事を読むかどうか決められてしまします。
なので、記事のタイトルは十分な時間をつかって、考えてください。
特にキーワードは意識してくださいね、
そのためには、Googleは、次のようなことをしてはならないと言っています。
- ページの内容に無関係なタイトルは付けない
- 「無題」「ページ1」のような初期設定のタイトルやあいまいなタイトルにしない
- サイトの大部分のページ、またはすべてのページに同じタイトルを使わない
- ユーザーのためにならない、極端に長いタイトルは使わない
- titleタグに不要なキーワードを詰め込まない
コンテンツマーケティングを実践することにより、検索エンジンからのアクセスを呼び、あなたのサイトへのお問い合わせや申し込みが来るようになります。
コンテンツマーケティングの実際の例
ここで、実際の例を見てみましょう。
昨年、ボクのWordPress パーソナルアドバイザープログラムに参加された、あるライターさんです。
2015年7月から2016年3月までのデータを月次で見ています。
このグラフを見ると、全体のアクセス数は見違えるようには変わっていませんね。
2015年7月のセッション数は2,737
2016年3月のセッション数は6,101
こんな数字で、セッション数の増加は9ヶ月で2倍強です。
しかし、こちらのグラフをご覧ください。
このグラフは検索エンジンからのアクセス数の推移を表したものです。
このグラフを見ていただくとよくわかります。
2015年7月 184セッション
2016年3月 3,858セッション
検索エンジンからのアクセス数は、9ヶ月でなんと21倍に増えています。
いかがですか?
最初はほとんどなかった検索エンジンからのアクセスが、グングン伸びていることが分かりますよね。
その結果、このクライアントさんは最近メジャーな企業様から執筆のお仕事を依頼されています。
もうひとつの例
ここで、「いやぁ~、じんさん。それはたまたまうまくいった例でしょう!」っと言われてしまうので、次の例を見てみましょう。
こちらのサイトは昨年6月にゼロからスタートしました。
上図が、スタートから現在までの全アクセスの推移です。
最初から検索エンジンからのアクセスを狙って記事を書いていきました。
その結果、2016年3月で15,454セッション 約27,911ページビューを達成しています。
1日辺りに換算すると約900アクセスですね。
次のグラフをご覧ください。
このグラフは検索エンジン経由のアクセス数の推移です。
2016年3月の検索エンジンからは、11,518セッションで、全体の62,84%となっています。
つまり、アクセスの半数以上がYahoo!やGoogleから来ています。
こうなると、お問い合せやお申し込みが来るようになります。
実際サイトを作ってから10か月後の現在、ほぼ毎日のようにお問い合わせやお申し込みが来るサイトになりました。
以上の2つの例からわかるように、しっかりと検索されるキーワードを意識してブログの記事を書いていくと、数ヶ月という時間はかかるものの、検索エンジンからアクセスを確実に伸ばせることがわかります。
検索エンジンからのアクセスを伸ばすには
検索エンジンからのアクセス数を増やすために何をすればよいかですね。
一番最初にすることは、
何度も言っているように、だれに向かって書く記事なのかを明確にすることです。
ここがブレブレだと、だれにも読まれない記事となります。
万人受けする記事ではありません。
次にすることは、そのだれにというお客様が、どんなことで検索しているかを調べる必要がありますね。
どのようにしてそれを調べるかは、あなたがいつもなにかをYahoo!やGoogleで調べるときにはどうするかを考えます。
検索窓に、自分が知りたいキーワードを入れますよね。
ということは、あなたのお客様がYahoo!やGoogleの検索窓に打ち込むだろうキーワードがわかれば、そのキーワードを使って記事を書いていけば良いと思いませんか?
あなたが、いつもYahoo!やGoogleを使って検索していることの逆をすれば、あなたのお客様があなたのサイトにアクセスしてくれると思いませんか?
アクセスアップには、キーワードが大切です!の記事もぜひご覧ください。
つまり、あなたは今日はどんな話題の記事を書こうかなって考える必要がほとんどないのです。
お客様がYahoo!やGoogleの検索窓にどんなキーワードを入れるのだろうって考えることがとても大切です。
そして、その記事がお客様にとって役に立つ情報満載になるように、自分の知識とネット環境を生かした情報収集をして記事を書いていけば良いのです。
まず、あなたがこれから書こうとしている記事に当てはまるキーワードを探してください。
そして、そのキーワードをGoogleの検索窓に入れてみてください。
検索結果として表示されている最初のページの1位から10位までのサイトに実施に訪問してみてください。
1位から10位までの記事を読んでみて、同じようなことが書いてある部分に注目してください。
この同じようなことが、実は検索している人の「検索意図」なのです。
お客様の検索意図と、あなたがこれから書こうとしていることと一致していますか?
これが見極められれば、記事を書いていきましょう。
それとも検索結果の記事に書いてある内容は、これからあなたが書こうとしている内容ではありませんか?
であれば、次のキーワード候補を探してみください。
実際に記事にするのは、それからです。
まとめ
ブログでアクセスアップするための2つの記事の書き方を見てきました。
ひとつはブロガー的な書き方である、旬な話題や自分の主張を中心とした、記事の書き方。
もうひとつは、コンテンツマーケティング・オウンドメディアをめざし、キーワードを意識して検索エンジンからのアクセスアップを狙うための記事の書き方。
これら2つのブログ記事の書き方をご紹介しました。
どちらにするのか、もしくはこの2つの記事の書き方を上手く組み合わせて書くかは、ブログを運営しているあなた自身が決めることです。
ご不明な点や、さらに詳しい内容についてのお問合せ・ご相談は、こちらのお問い合わせ、もしくはWEBマーケティング相談室Plusへお気軽にどうぞ。
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こんにちは。
進藤です。いつもお世話になっております。
事例、すごいですね!井手さんのご指導の結果って。
いつもブログを書いているのに、検索に引っかかるキーワードをタイトルや記事に上手く入れてなかったことに改めて気付かされました。
井手さんのページのアナリティクスの数が自分とは桁違いと思ってましたが、自分が「わかってる」つもりで、キーワードを意識してやってこなかったことがわかりました。
わかってるから、やれていない。反省。
ありがとうございました。
進藤さん
コメントありがとうございます。
検索に引っかかるというのを意識しない方が良いですよ。
むしろキーワードは記事を書いた後からいつでも変更が可能なので、どのようなキーワードで検索されているかを調べてから、記事に反映するというやり方も良いかもしれません。
いろいろ仮説を立てて検証するサイクルを回してみてください。
ガンバッテくださいね。