ブログ記事の書き方で、検索エンジンからのアクセスアップが図れることをご存知ですよね。
具体的にどのようにブログ記事を書いていけばいいのかご存知ですか?
ブログやホームページの記事の書き方は、実はGoogleが指針を出しているのです。
今回は、インタネット上のニュースサイトやSEO関連、さらにはWebマーケティングで言われている「コンテンツマーケティング」の一環でもある、ブログやホームページの記事の書き方について、考察していきましょう。
Googleが教えるブログ・ホームページの記事の書き方
Google検索エンジン最適化スターターガイドは、WEBマーケティングをおこなう上でのバイブルと言われています。
2017年12月にいままでpdfで公開されていた、「検索エンジン最適化スターターガイド」はサーチコンソール(Search Console)のヘルプとして、新しい「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」として公開されました。
ヘルプページに変更になったからといって、以前の内容がガラリと変わったわけではありません。
基本的には、pdfバージョンで公開していた内容を踏襲しています。
今回のヘルプバージョンになったときの目次は、次のとおりです。
- はじめに
- Google がコンテンツを見つけられるようにする
- クロール対象外のページを Google に指示する
- Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
- Google 検索結果での表示を管理する
- サイトの階層を整理する
- コンテンツを最適化する
- 画像を最適化する
- サイトをモバイル フレンドリーにする
- ウェブサイトを宣伝する
- 検索のパフォーマンスとユーザーの行動を分析する
- 付録: このガイドで参照したリンクの URL
今回の変更内容で最も変わったところは、モバイル対応でスマートフォンが対象になりました。
構造化データに関するセクションが加わったところが、少し違うかなという程度で、その他の部分については、以前のpdfバージョンとさほど変わってはいません。
Googleの提供している、検索エンジン最適化スターターガイドの内容
ここでは、以前のpdfバージョンで解説をしてきます。
Googleの提供している、検索エンジン最適化スターターガイドに沿って、あなたのWebサイト(ホームページやブログなど)を作ることで、アクセスアップが期待できるサイトを作ることが可能です。
検索エンジン最適化スターターガイドには、どのようなことが書いてあるのかというと
SEOの基礎
- 適切なページタイトルを付けよう
- descriptionメタタグを設定しよう
サイト構造の改善
- URLの構造を改善しよう
- ナビゲーションをわかりやすくしよう
コンテンツの最適化
- 質の高いコンテンツを提供しよう
- 適切なアンカーテキストを書こう
- 画像の利用を最適化しよう
- 見出しタグを適切に使おう
といったことが、Googleの検索エンジン最適化スターターガイドに掲載されています。
今回は、「コンテンツの最適化」に絞って、ご紹介します。
質の高いコンテンツを提供しよう
検索エンジン最適化スターターガイドが、言っている「質の高いコンテンツを提供しよう」というのは、どういうことなのか?
これがわかれば、あなたもブログの文章を書く時に、書きやすいですよね。
ここでGoogleは2つのことに言及しています。
- 魅力的なサイトは自然に認知が広がる
- 検索行動の多様性を意識し、ユーザーにとって価値あるサイトに
魅力的なサイトは自然に認知が広がる
「魅力的なサイトは自然に認知が広がる」とは、どういうことかというと
よい文章は、SNSやユーザーのブログをつかって拡散されると言っています。
たとえば、SNSの代表格である「Facebook」「Twitter」などでリンクやシェアされたり、あなたの文章が他の人のブログで紹介・引用されたりして、拡散されることです。
自然発生的な紹介や口コミこそが、ユーザーとGoogleの双方において、サイトの評価を高める要素となります
と、Googleが言っているとおり、拡散される文章(記事)は、Googleの評価を高め、検索エンジンでの上位表示を容易にします。
これを実践するには、あなたの書いたブログの記事を「Facebook」「Twitter」「Line」などのSNSで紹介するのみならず、あらゆる手段をつかって、広くみんなに紹介しましょう。
ときには、「はてなブックマーク」や「ブログランキング」などもあなたの記事を広めるための手段として使うことも良いでしょう。
検索行動の多様性を意識し、ユーザーにとって価値あるサイトに
ここでは、「検索行動の多様性」という言葉を使っています。
「検索行動の多様性」ってなに?
って思いますよね。
これは、ユーザーがひとつの検索をする時には、検索するユーザーによって様々な検索キーワードを使って検索します。
ということです。簡単に云うと、
ひとつの検索キーワードと、そのキーワードに関連したキーワードを使って文章・記事、さらにはサイト全体も作っていきます。
「検索エンジンで上位表示させるための良い文章の書き方教えます」の記事で、「キーワードだけの文章はダメ」という段落をみていただけると、関連キーワードを使った文章の書き方がわかります。
さまざまな関連キーワードを使うことで、多くの検索キーワードに対して、検索される文章(記事)が書けるという例です。
適切なアンカーテキストを書こう
アンカーテキストとは
例えば、
お問合せ・ご相談は、お問い合わせフォームをお使いください。
上の文章の、「お問い合わせフォーム」をアンカーテキストと呼んでいます。
アンカーテキストは、サイトのユーザビリティ(使い勝手)を良くすることができるのはもちろん、SEO的に検索エンジンにも優しいのです。
よくあるのは、「こちら」「こちらをクリック」「この記事はこちら」のような文字列にリンクを張っているところをよく見かけます。
検索エンジンのロボットは、「こちら」「こちらをクリック」ではリンク先にどんな内容のページがあるのかを伝えることができません。
ページのURLをそのまま貼ってあるのも見かけますが、これも止めてほしいですね。
URLを見せられても、そのさきにどんなページがあるのかを推測することができなからです。
アンカーテキストは、リンク先のページの内容を訪れたお客さまに伝えるのが、最も重要な役目なのです。
例えば、サイトのトップにあるメニューを考えてみれば、お分かりになると思います。
もし、メニューが「こちら」だったら、そのページはなにがあるのかわかりませんよね。
アンカーテキストは、みなさんのサイトのメニューと同じと思ってください。
アンカーテキストは、サイトの使い勝手を飛躍的に向上させると同時に、検索エンジンのロボットに優しいのです。
アンカーテキストにはキーワードを埋め込みます
SEO的にいうと、アンカーテキストにキーワードを埋め込むことで、検索エンジンにリンク先のページの内容を正確に使えることで、リンク先ページの評価も上がってきます。
「文章の書き方」ではなく、「アクセスアップを図る文章の書き方」とか、「レンタルサーバー」ではなく「レンタルサーバーの選び方3つの方法」という具合にアンカーテキストを適切な文節にすることが必須です。
画像の利用を最適化しよう
ここで、あなたのブログを10記事みてください。
- 10記事すべてに画像や写真を使っている方 ー すばらしいです
- 5記事以上に画像や写真を使っている方 ー すべての記事に使ってください
- ほとんど画像や写真を使っていな方 ー 積極的に画像や写真を使ってください
画像や写真の情報量は、文字の5000倍以上
「百聞は一見にしかず」ということわざがあるように、聞いたり話したりするよりも見ることで分かることが頻繁にあります。
人間の脳が情報として捉えている割合は、視覚83%、聴覚11%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1.0%との説もあります。
文字は日本語1文字あたり2バイトの容量を使用します。ですから1000文字程度の文章なら2キロバイトのデータとなります。
圧縮していない画像はフルカラー(1677万色)ですと、1ピクセルあたり3バイト使用します。ですから256×256ピクセルの圧縮していない画像では
3×256×256=196608 (バイト)
のサイズになります。
文字情報は1文字あたり2バイトですから、84804文字つまり400字詰め原稿用紙212枚と同じサイズです。
画像をブログの記事の中で適切に使うことで、あなたのブログ記事の情報量が飛躍的に増加します。
画像の最適化で、ぜひとも意識してほしいことはGoogleの検索エンジンロボット(クローラー)は画像を見ることができないということです。
Googleの検索エンジンロボットに、あなたのブログで使った画像を伝えるには
画像を認識できない、Googleの検索エンジンロボットに、あなたのブログで使った画像を伝えるにはどうすればよいでしょう??
それは画像に適切な説明をつけることです。
WordPress(ワードプレス)では、メディアのライブラリから画像を選択すると、画像の右側に「代替えテキスト」という欄があります。
この「代替えテキスト」欄が、Googleの検索エンジンロボットに、あなたのブログで使った画像を伝える唯一の手段です!
この書き方については、HTML5 タグリファレンスのなかの「alt 属性 代替テキストを指定する」をじっくりご覧になることで理解が深まります。
なお、画像なら何でも代替えテキストを書かなくてはならないかと言うと、そうではありません。
記事の文中で、使用した画像が記事に関連しないもの、例えばイメージとして使用した画像、であれば代替えテキストを書く必要はありません。
これも、alt 属性 代替テキストを指定するの中で説明されています。
見出しタグを適切に使おう
ブログの記事を書いていく上で、段落を書いていくということを意識してください。
段落は文章のかたまりです。
段落に適切な見出しを付けてきましょうというのが「見出しタグを適切に使おう」という趣旨です。
スマートフォンなどの狭い画面で、アクセスしてきたお客様が欲する情報を最短でたどり着き、必要な情報だけ拾い読みできるような記事の構造を作ることで、アクセスしてきたお客様の利便性にもつながります。
WordPress(ワードプレス)での記事を書く画面で、例えばtinyMCEadvancedといったプラグインを導入すると、次のような画面を構成することが可能になります。
また、ブログの記事を書籍と同様に考えるとわかりやすくなります。
上図にあるように、まずは書籍であれば表示にタイトルがあります。
このタイトルはとても重要です。タイトルによって書店で手に取るかどうかを決めるほど重要です。
ブログでは、タイトルにキーワードを入れることで検索エンジンの上位表示が可能になり、アクセスアップにつながります。
つぎに導入部分です。書籍では「はじめに」という部分ですね。
ブログの記事では、この記事が何について書いてあるのかをアクセスしてきたお客様に知らせると同時に、この一文で記事の本文を読んでもらえるかが決まる重要な文章です。
おろそかにせず、じっくり考えてお客様視点で文章化しましょう。
目次の部分、ここはワードプレスを使っていればTable of contents Plusというプラグインを使うことで、自動生成することができます。
いよいよ記事の本文です。
段落を考えて記事を書いていき、各段落にそれぞれ見出しを付けていきます。
通常、記事のタイトルに見出し1を使うことが多いので、記事の文中では「見出し2」から「見出し6」までを使います。
だいたい、「見出し4」くらいまでしか使わないことが多いですが、「見出し6」まであることは覚えておいたほうがよいですね。
見出しの使い方で、気をつけることは見出しの数字の大きい順に使うことです。
入れ子になって、見出しの2の次に4が来て、次に見出しの3がくるようなことがないように気をつけましょう。
以上が見出しの使い方です。
まとめ
検索サイトからのアクセス増を図る文章術では、Googleの検索エンジン最適化スターターガイドに沿ってブログの記事を作っていくのがアクセスアップにつながります。
その中身は、サイト構造の改善とコンテンツの最適化で、下記の項目です。
- URLの構造を改善しよう
- ナビゲーションをわかりやすくしよう
- 質の高いコンテンツを提供しよう
- 適切なアンカーテキストを書こう
- 画像の利用を最適化しよう
- 見出しタグを適切に使おう
これぞれの項目を具体的に運用することで、Googleの検索エンジンロボットに最適化された記事をかけるようになります。
ご不明な点や、さらに詳しい内容についてのお問合せ・ご相談は、こちらのお問い合わせ、もしくはWEBマーケティング相談室Plusへお気軽にどうぞ。
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