マーケティングとは

マーケティングとは:売れる仕組みの「だれに」ーその2-

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マーケティングとは:売れる仕組みの「だれに」ーその2-

「だれに」「なにを」「どうやって」という売れる仕組みを作ること

これをマーケティングという認識で、話を進めています。

「だれに」向かってマーケティング=売れる仕組みを組み立てていくのかは、とっても重要です。

ひとつの市場にこだわることは、マーケティングの基本です

ひとつの市場をターゲットとして、それにこだわる。
これがマーケティング活動をしていく上では、とても大切なことです。

Marketing Report

ひとつの市場にこだわる理由

あなたは、あなたの商品・サービス(いわゆるビジネス)は、どこでもすべての人々にアピールすることと言いたいかもしれません、
それは、たぶん本当のことかもしれません。

しかし、マーケティング活動をする上では、特にあなたの商品・サービスが売り込みをしなくても、売れるようになる「売れる仕組み」を作るためには、絞り込んだ一つのターゲットグループに焦点を合わせることがあなたのビジネスを行っていく上ではスマートです。

市場を絞り込むことで、あなたはその市場のより深くを知ることができます。

そして、あなたは、その市場でお客様が望むものを、またお客様があなたの商品・サービスを使用するシーンを知ることが出来るようになります。

つまり、絞り込んだ市場でお客様は何を必要としているのか。
これがわかるようになります。

そうすれば、あなたの商品・サービスがお客様の要件を満たしているかどうかを見極めれば良いだけです。

もし、違っていたらそこであなたの商品・サービスを見なおせばよいし、合致していれば、更に良い商品・サービスにブラッシュアップすればよいですね^^

婚活の「だれに」をもう一度おさらい

市場を絞り込むということは、どういうことかの事例を見てみましょう。

婚活市場の把握

日本結婚相談所連盟(IBJ)が発表している資料を元に婚活市場を分析してみます。

婚活市場規模

この図から見ると、結婚適齢期(20歳~44歳)の独身男女は約1800万人いるとでています。そして、その内の60万人が婚活サービスを利用しているとのことです。

結婚適齢期の独身者の約3%が婚活サービスを利用しているということが見えると同時に、結婚願望は、婚活サービスを利用している人の10倍600万人です。

このことから、婚活市場の実態は結婚適齢期の人たちの30%の規模がありそうということが見えてきますね。

婚活市場の牽引車と戦う必要はない!

日本結婚相談所連盟が定義している結婚適齢期(20歳~44歳)の独身者は、世間でも最も知られている婚活対象者です。

つまり、ここの市場には大手婚活サービスがひしめいており、個人事業主や小規模事業者が参入しても、立ち向かえない可能性が大であると言えます。
婚活市場の牽引車である大手婚活サービスと戦うことを止めましょう。

じゃ、どこに市場を求めるか?

これは大手が自分達のお客様ではないと思っているところが良いですね。そうすれば大手と比べられることもないし、価格も通りやすいと言えます。

簡単に言うと、結婚適齢期を超えたところの人たちを対象としたら良いですね。
そう、44歳以上のお歳の方々をあなたの婚活サービスのお客様と考えると良いっということです。

ボクが、婚活サービスを実際に行っているクライアントさんに聞いたところによると、実際には38歳~48歳位がお客様になりそうです。

こんな話をその婚活サービスのクライアントさんがしておられました。

女性が結婚を「焦り始める」のが33歳くらい、ところがそのころは仕事も遊びも楽しいから、つい流される・・・そして気づくと35歳。あれこれ婚活スタートするも、まだ捨てきれないものが多く、うまくいかない・・・そうこうするうちに38歳。出産も考えるともう遅いくらい!早くなんとかしないと!というのがここからかな、と。

なるほど、このあたりのお歳の方々は、大手の婚活サービスには向かないような感じがひしひしとしますね!!

そして、こんなことも

実は38歳~48歳だと、大手婚活サービスでは、なかなか成婚につながらないことが多いようなのです。そんな人たちは、婚活疲れや失望で過ごすのは嫌だし、望みは持っていたい。でも不安、と感じているので、どうしてうまくいかないのかを見直し、前向きに、その人らしく結婚に希望を持って過ごせるようになる、そんなお手伝いになったらと思うのです。

なるほど、さすがに多くの婚活サービスをして来ただけのことはある、説得力のあるお言葉!

実際の数字に落としこんでみる

では、この婚活サービスをやっている方の市場規模を推計してみますね。

日本では、この手のデータはたくさんあります。
なので、意外と入手には困りません。

今回は、少し古いですが平成22年度国勢調査のデータを使って、クライアントさんの住む横浜の婚活市場を探ってみました。

国勢調査から人口等基本集計(男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態など)全国結果から該当する38歳~48歳の独身女性を東京・横浜と近隣市について集計してみたのがこの表です。(クリックして拡大)

婚活市場把握

この表から横浜市で、女性の38歳~48歳で独身人口は71,670人であることが分かります。

そして、ここで、面白いことが実はわかるのです。
この表は、単に未婚の人だけでなく独身者で調べたので、一旦結婚したけれども「死別」した人、さらに離婚した「離別」した人の数までわかってしまいました。

一旦結婚したことのある人で現在独身の「死別」「離別」の方々をお客様にするとどうでしょうというアイデアがひらめきます。

実際には表の赤丸を付けたところ、ここが横浜市で「死別」2,239人、「離別」19,599人合計で21,838人をお客様とするのは、個人事業主としての業態にあっていると思いませんか?

以上のように、ほんの少しだけ実際の数字を使って市場の実態を調査してみるだけで、そこからさまざまな気づきとアイデアが生まれます。

そして市場を、ギューっと絞ることでニッチなのに十分な量の需要があることも判るのです。

ここまで市場を絞り込むことをあなたは普段やっていますか?
たぶん、ほとんどの方はしていないと思います。

ということは、ここにはビジネスチャンスがあるということも言えるのです。

マーケティングの「だれに」まとめ

「だれに」「なにを」「どうやって」という売れる仕組みを作ること

これをマーケティングという認識で進めています。

この「だれに」というところは、とても大切です。

実例を使って、市場を絞り込んでみました。
そして、その市場の実態を数値化して、ビジネスチャンスがあるのかどうかを、婚活市場で検討してみました。

あなたのビジネスでも、ここまで市場を絞り込んで実態を把握して、ビジネスちゃんがあるのかどうか、一度調査してみることをオススメします。

ご相談や、ご質問がありましたらマーティングスペシャリスト いでじん まで、ご連絡ください。
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