マーケティング戦略というのは、あなたのお仕事を売り込まなくても買ってもらえるようにすることです。
簡単に云うと「売れる仕組み」をつくることです。
しかし、マーケティング戦略を策定するには、あなたの事業に目標がないと切れが悪いばかりでなく机上の空論のマーケティング戦略になりかねません。
という前提から一番最初にすることは、事業計画(目標)を立てることです。
事業計画というと、特に数字が嫌いな女性の方からは、「何それ、そんな事業計画なんてできませんよ!」とよく云われてしまいます。
ここで、ご自分の事業(仕事)をきっちり見極めて、どんな事業にしたいのかを見定める事が必須です。
でないと、将来何をしたいのか? なぜ今の仕事をしているのか? 自分軸があやふや仕事をしていても続かないばかりか、仕事の方向性もさだまらないという事態になります。
また、一度目標を作るとそれを必ず守らないといけないと思っている方が多いのですが、計画ですので、適時変更しましょう。
ただ、出来なかったから容易に変更するのではなく、計画を作るときに考えたことと、実際に実行してわかったことを取らまえて、次のアクションへの糧にしないと意味のない計画になります。
目標(事業計画)の立て方
事業計画は、あなたがいま実際に行っている仕事を通して、どのくらいの売上をあげようかという、売上目標。
それから、売上の中からの利益をどのくらい取ろうかという、利益目標。
はたまた、あなたの仕事そのものをそのような方向に持って行こうかという、経営目標などがあります。
ここではマーケティング戦略を作るために必要な売上目標の立てる方法を、考えてみます。
売上目標は月100万円です!
ご相談に来られた、あるサロンでセッションをやられている方の場合
とお聞きすると、
と答えられました。このくらいの数字をおっしゃる方多いです。
続いて、
そう、こんな会話になることがとても多いです。
どういうことかというと、月収100万円欲しいということで、100万円の数字だけがひとり歩きして、どうやったら100万円になるのかの組み立てができていないんです。
売上=単価 x 数量(人数)
ということは、だれでも分かっているのですけど、実際にご自分で計算されたことがないようです。
事業計画を策定しようとしたエステサロンの例
同じように、エステサロンをお持ちのクライアントさんの例をご紹介しましょう。
月に家賃や光熱費、その他もろもろで約40万円かかると言われました。
なので、1年間で480万円の経費となり、ご自分の収入として6-700万円くらい欲しいとのこと。
ということは売上で、
480万円+700万円=1,180万円
が必要という計算になりました。
まぁ、ざっくり1ヶ月の売上が100万円ということです。
お一人で、施術されていて一人1回2万円程度の売上になるそうですので、1ヶ月に100万円売り上げるためには、50人の方の施術が必要となります。
25日間の営業を考えると、1日あたり2人ですね。
まぁ、これならなんとか実行できない範疇ではないかなという推測ができます。
あとは、1ヶ月に50人の方を集客できるかどうかということになってきます。
ここを聞いてみると、現在のお客様は15人ほどいらっしゃるとのことで、こちらの15人が1ヶ月に1度サロンに来ていただけると、新規で35人の方のご来店が必要です。
っと、ここでエステティシャンの彼女曰く、
「例えば、
- 化粧品を扱っていらっしゃるでしょうから、その売上をいままで以上にする!
- 一人では大変ならアルバイトのエステティシャンを雇う
- エステに関連する、他の商品・サービスを開発する
などなど、ここは知恵を絞って当初の目標1000万円の売上を確保するアイデアを100個位出せば、なんとかなるような気がしますよ!!
こんな具合で、目標をどこに設定するのかによって、その目標を達成するためのマーケティング戦略は変わってきます。
なので、ここはしっかり自分と向き合い、どこに目標を設定するのか吟味が必要です。
目標設定のまとめ
マーケティング戦略を作る前に、まずあなたの事業の目標を数値化しましょう。
ただ、数値化するだけでなく、その数字がひとり歩きしないようにある程度の裏付けをしっかり試算してみましょう。
そして、この計画はもちろん必達なのですけれども、計画時に目論んだようには、何年もかつそうしていかないとなかなか成りません。
なので、初めのウチは、計画を必要に応じて変更しましょう。
その時には、なぜそうなったのかをしっかりと検証して、次につなげることが一番大事です。
あなたが最初に考えていた目標は、出来る限り下げない方策を智慧を絞って考えてみましょう。
ご相談や、ご質問がありましたらマーティングスペシャリスト いでじん まで、ご連絡ください。
e-mail:gene✰idegene.com ✰を@に変更してお送りください。
Facebookの友だち申請も歓迎 https://www.facebook.com/gene.ide
Twitter Gene1banをフォローして下さい。