ユーミン(松任谷由実)がヒット曲を連発した、その背景にはユーミンの天性なマーケティングセンスがあったなんて知ってましたか?
ユーミンが、なぜ売れる曲をたんさん書けたかは、ユーミンが普通のひとと違った行動をしたことによるところが大きいのです。
購買層の集まる場がマーケットリサーチの場
ユーミンの曲作りで、一番考えたのはユーミンのアルバムを買ってくれる人たちのことじゃないかと思うんですよね。
つまり、ユーミンは自分のアルバムを買ってくれそうな人たちが集まる場に行けば、
どんなことが流行っていて
どんな言葉を話していて
どんなファッションしているのか?
そこの場は、なぜみんなが集まるのか?
そこの場は、なぜみんなが集まる場になったのか?
こんなことが分かるだろうと考えていたことでしょう。
用賀アメリカ村とダンボの耳
確か1980年ころのことです。
東名高速に環状8号線から入る入口の角っこに出現した一角。
その一角にはデニーズ・イエスタディ・プレストンウッドがあって、その白い建物の外観がいかにもアーリーアメリカンスタイルだったこともあり、いつの間にかそこの一角をアメリカ村と呼んでいました。
アメリカ村は、湘南方面に向かうサーファーや、そのころ言っていた都内にいる陸サーファーなどが多く集まるオシャレスポットだったんです。
24時間営業のデニーズなどには、深夜になると若いカップルやグループがどこからともなく来て、昔のトレンディードラマを見ているようでした。
そんな若者たちの集まるアメリカ村で、ユーミンはなにくわぬ顔でコーヒーでも飲みながら、アメリカ村に集まる若者たちの話に、ダンボの耳で聞き入っていたのです。
そして、ここで集めたいろんな会話の中からユーミンの歌詞が生まれたのですね。
つまり、ユーミンは自分のアルバムの一番の購買層である、ちょっとオシャレな若者の趣味・嗜好をしっかりと市場調査していたのです。
たぶん、ユーミンとしてはマーケットリサーチなんていう意識はほとんどなかったのかもしれませんけど、これが、実は一番のマーケットリサーチの方法なのです。
自分の商品を買ってくれそうな購買層がたくさん集まるところに行って、マーケットリサーチをするのは、マーケティングでいう市場調査の原点です!
マーケティングで言う市場とは
ここでは今日のマーケティングの礎を築いた、フィリップコトラーの言葉を借ります。
「市場とは。製品やサービスを購買している、あるいは購買する見込みのある全ての個人及び組織体の集合である。」
つまり、購買層(個人でも企業等)が集まる場所が市場ということです!!
マーケットリサーチの方法
マーケットリサーチには、次の2つの方法があります。
- マクロ環境・分析
- ミクロ環境・分析
それぞれがどの様に違うのかをご紹介しましょう。
マクロ環境・分析
マクロとは、いわゆる「鳥の目」と言われています。
物事を、大所高所からみてその概略をつかむことですね。
また、自分ではコントロール出来ないけれども自分に影響する事柄を分析することです。
マクロ環境は、政治・気候・人口・景気などを調査の対象として分析していきます。
例えば、葬儀関連企業の場合
葬儀市場の市場規模と動向の記事で市場を調べてみたとおり、これから2040年あたりまでは、葬儀市場は増加傾向にあるというのがわかりました。
そこで、葬儀にまつわる商品開発に投資して、新商品開発を行なって売上の増大を図る。
ということが可能ですね。
人口が増える、増えないは自社ではコントロール不可能ですが、人口というマクロ環境を調査分析することで、マーケティング戦略につぎ込むことが出来るようになります。
ミクロ環境・分析
マクロ環境・分析が「鳥の目」とするとミクロ環境・分析は「虫の目」と言われています。
つまり、身近な事柄を捉えて調査・分析することです。
この「ミクロ環境・分析」は、みなさん得意ですね。
競合他社・顧客・物流・金融機関・取引先などが含まれます。
この中で特に重要なのが、「お客様(顧客)」の調査分析です。
これが一般的には、マーケットリサーチですね。
マーケットリサーチの方法にはいろいろありますが分類すると、
「アンケート調査」
「面接調査(インタビュー)」
「市場観察」
などに分けられます。
ユーミンのダンボの耳は、観察法によるマーケットリサーチですね。
メディアを使った調査には
「アンケート郵送調査」
「電話調査」
「調査員訪問調査」
「インターネット調査」
などにも分類できます。
このように何を調べるのか、どんな目的でどのような結果が欲しいのかにより、マーケットリサーチの方法は変わってきます。
最近多いのは、費用もあまりかからず場所や時間を超越できる「インターネット調査」が多くなってきています。
例えば、次のような会社が「インターネット調査」を行なっています。
など多種多様でニーズに合わせた調査ができる会社・サイトがありマーケットリサーチがより身近になっています。
以上のように様々なマーケットリサーチの方法があります。
しかし、自分でマーケットリサーチをするのは費用対効果を考えると、あまり良くありません。どこにどのような数字が転がっているのかもわかりませんし、どういったマーケットリサーチの方法が良いのかもわかりません。
そういった場合は、もう調査会社に頼むのが一番です!!
費用はそれなりにかかりますが、自分が調査した場合のことを考えると時間と費用は調査会社に依頼したほうが安くなることでしょう。
また、各調査会社は独自調査を行なって、その結果を販売しているので調査結果資料を購入するのも良いかもしれませんね。少し高価ですけど、使えるパートが多いと費用対効果は高いです。
ボクが以前勤めていた会社で実施した方法は、まず仮説を立てて営業にお客様のところを訪問してアンケート調査を行い、それと平行して調査会社に同じ調査をお願いして、比較して見るという方法も実施した経験があります。
ここまでやると、精度の高い調査と分析結果を得ることも可能です。
そして、この調査結果を元にマーケティングのコンセプト固めをするのが良いやり方ですね。
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