マーケティング「だれに」

商品企画の仕事は、だれに売るのかを決めることから始まる

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商品企画の仕事は、基本的に新商品をどうやって企画して商品開発をして、どのように販売していくかを考えることがメインです。

しかし、企画をするときに外してはいけないことがあります。

それは、「だれに」向って商品企画・商品開発するのかを忘れてはいけないことです!

先日、ある商品のプレゼンを受けました。

いでじんが以前、放送業界や映像関連の仕事をしていたことをご存知のかたで、ぜひ見ていただきたいものがある。とのことで出かけてきました。

見せていただいた開発商品、業界的に言うと映像関連で画期的はないけど、みんなが人海戦術でやっているところを10分の1の作業量でやることの出来るアプリケーションソフトウェアでした。

いろいろとお話を伺っていると、中国で提携の話がありますとか、これを使うことで認知症の予防にもなりますなどなど。。。。

「へぇ~、スゴイですねぇ」って感心してました^^

マーケティングでは「だれに」が先です

マーケティングの話をするときには、必ず出てくること

マーケティングとは、「だれに」「なにを」「どうやって」という売れる仕組みを作ること

ですね。
いでじんのところにご相談に来られる方は、ほぼみなさん「なにを」をお持ちです。

でも、マーケティング活動を実際に行う上で一番大切なのは、「なにを」ではなく「だれに」なのです

商品開発はもちろん必須です!

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みなさん、商品から入るととてもやりやすいのですね。

ソフトウエアでもハードウエアでも、商品はほとんどが目に見えるものなので、友だちに見せる時にも特徴や機能を見せ説明するのが簡単です。

自分や自分の会社にあるリソースを使って、今ある商品に付加価値をつけたり、他の商品と組み合わせることで新しい商品になったりと、中小企業でも意外に簡単に商品開発が出来る環境になっています。

以前のように、大企業が何億円という投資と何年という時間を割いて開発するような商品とは違いが見られるようになりました。

マーケティング的に言うと、「なにを」という商品・サービスは必須要件です。これなくして、経営は成り立ちません。

でも、昭和の時代・古き良き時代・高度成長期のように作れば売れたというような事は、現在はありえません。

ここのところ、頭では分かっていらっしゃると思うのですけど、実際の行動にはなかなか取り入れられていないようです。

商品企画・商品開発は「だれに」を決めてから

「だれに」という市場を把握することが重要

技術者が苦労をして開発した商品を、どのようにして売ったら良いでしょう?

こういうご相談も多いですね。

「すみません、どうやって売ればよいかわかりません!」

ってお答えしたいのですけど、それ云っちゃぁオシマイなので、ここはグッとこらえて

「そうですね、ところでこの商品はだれに向けて開発されました?」

というぐあいに聴きます^^
そうすると、返ってくる言葉は、

「それは、この業界でこれをやっているところです。」
「これを使う人全てです。」
「ここも売れるし、あそこも売れるはずです。」

などなど、様々な回答が返ってきます。

これでは本当に「だれに」とって良い商品なのか全然わかりません。
つまり、ターゲットになる人が見えないのです。

結局のところ、商品を開発する前段階としての商品企画がないがしろにされている。
または、商品企画なしの商品開発が行われているということみたいです。

商品企画の重要なところのひとつに、商品の需要、つまり市場規模の推計と商品の生涯販売台数、100台なのか1万台なのかを決めないとダメです。

これをしないと、開発にかかった投資をどうやって回収するのか見えません。
なので、企業経営では商品企画が必須なのです。

商品企画・商品開発の仕事内容はマーケティングの仕事なのか?も合わせてご覧ください。商品企画・商品開発とマーケティングの関係をより一層ご理解できます。

「だれに」を決めてから商品開発をする

ターゲティング

商品開発をするときに、まず決めることは今までの逆をしてください。

最初にその商品を買うのは「だれか」、これを決めてください。

そのためには、市場を見ないとできません。つまり市場調査です。

どの様に市場調査をすればよいかは、市場調査の方法 インターネットを活用した情報収集という記事を書いていますので、こちらでご覧になってください。

そして、実際に市場調査を行なった実例として

という記事がありますので、どのように調べてそこからどの様に推測しているのかを見ていただけると幸いです。

市場調査を行ない、大体こんな感じというが分かったら、次はお客様はだれかを決めていきます。

  • あなたの商品を本当に必要としているのか?
  • なぜ、あなたの商品が必要なのか?
  • 今の状況を、より良くするための商品なのか?
  • どのくらいの価格だったら、買ってもらえるのか?
  • どのような属性の方があなたのお客様になるのか?

こんなことを50個くらいあげて、検証してみてください。
そして、でてきた共通項をくくって、あなたのお客さまになり得るターゲットを絞り込むことです。

この作業を行うことで、商品企画・商品開発がグッと効率的になります。

なぜって、ターゲットが決まっていると、使う機能・性能を絞ることができます。
機能を絞ることで、商品開発も早くしかもわかりやすいきのとなります。

つまりお客様にとって、とてもわかりやすい商品になります。

もう一つ、商品の訴求ポイントが絞られてくるので宣伝広告のターゲットが絞れるようになり、インターネット広告では費用を削減できます。

そして、商品の試作段階で市場評価を取るときにターゲットが決まっているので、だれにお願いして商品を試してもらえば良いかがわかります。

このように、「だれに」というところを一番最初に決めることにより、効率の良いマーケティングが出来るばかりか、マーケティング費用も削減されます。

まとめ 商品開発はだれにを決めてから。。。

商品が完成してから、マーケティングをどうしようって云う方がとても多いです。
これは物が売れた時代の発想です、

この発想をそろそろ改めて、お客様の視点に立った商品開発をしていってください。

お客様起点で商品開発をするのが、マーケティング活動を効率的します。

そのためには市場調査をして、だれが買ってくれるのかを見極めて、ターゲットにあった商品開発をすると、マーケティングの「だれに」「なにを」「どうやって」という売れ仕組みを作れます。

しかも開発費用に効率的に使え、費用対効果もとっても高いマーケティング活動を実施することができますよ!!

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